1994年2月14日(月) 自主出勤第29日
午前中ホームへルパーさん。
1:15学校保健課出勤。『自主出勤ニュースNo.6』の版下制作にかかる。今日は学校保健課に来客もなく、平穏無事に白主勤務を続ける。
3:30作業が終わったので、本庁舎の地下、自治労本部へ。『ニュース』の印刷作業。印刷が終わったころ、上坂さんが、自治労本部に登場。さすが「猫の里親」だけあって、鋭い嗅覚に一同感心。
学校保健課に戻るとすぐ5:00となり退庁。
2月15日(火) 自主出勤第30日
8:00市役所本庁舎前で、恒例のビラまき。4人で、約1000枚配布。終了後直ちに学校保健課へ出勤。
本日はホームへルパーさんが来る日なので、9:l0とりあえず退庁して帰宅。ホームへルプサービスを受ける。
1:00再び学校保健課へ。テーブルは給食係員が書類を広げて作業中のため、通路で自主勤務につき、その後、本庁舎の地下の自治労本部へ。各支部へ『ニュース』配布作業をおこなう。
終了後学校保健課に戻ると、テーブルは管理職が何やら会議中。したがって、子定通り、学校保健課を出て『自主出勤ニュース』の増刷と「リハ裁判・第8回」のチラシの印刷作業に向かう。5:00終了したので、職場に戻らず帰宅。
2月16日(水) 自主出勤第31日
8:45学校保健課に出勤。テーブルは指導主事の阿部さん・金子さんが使用中のため、いす2脚借りて、テーブルの脇で白主勤務につく。
10分ほどすると、課長の佐藤さんが真っ赤な顔でスカスカっとやってきて、阿部さんたちに「来客のじゃまになるから、そこをどいてもらったら……」と言いにくる。
阿部さん「いいョ,いいョ」と優しく取りなしてくれる。徳見「私は……?」と言うと、課長さん、徳見に向かって「あなたが自分で勝手にきてるんでしょ?」とさらに真っ赤になって大声を張り上げる。課長さん、血圧大丈夫?
徳見「あなたには(自主出勤の意味が)何も分かっていません」と返す。佐藤さんは撫然として自分の席に戻って行く。
この「出来事」の間、保健課の中は、シンとして全く無言。何を感じ、何を考えでいるか聞いてみたいものです……。
このところ、ずっとテーブルは、管理職が交替で、自分の机でやればいいような仕事を持ってきて、わざと徳見さんに使わせないように、テーブルを占拠しているようにも思えます。徳見さんへのいじめ?
教育委員会で、こんないじめがおこなわれるようでは、学校でのいじめはなくなりませんね!(トンチャン)
4:00佐藤課長に診断書提出の件で申し入れ。課長の席へ行くと、長島係長がサッと寄ってきて、メモを取り始める。「自治労の都合で,診断書提出の日を23日にしたい」と申し入れると、佐藤さんのこわそうな顔が一転、実にやさしい顔になる。「23日1時ころ……」と徳見が言うと、「都合はつける。再優先だから……」というありがたいお言葉。
やさしい課長さん、お願いだから、診断書の内容を解雇の理由にしないでください!
そして、読者のみなさん、23日(木)午後1時、ぜひ学校保健課に来てください。相手は強大な権力を持って、徳見にクビを迫っています。一人ではとてもかないません……!
5:00教育委員会ビル前で『自主出勤ニュースNo.6』をまく。今日は支援者も含めて5人なので、隣の「関内中央ビル(水道局や交通局・緑政局などがはいっているビル)」でもまく。
知人から、「今日、学校保健課に電話した」と連絡あり。女性職員が出たという。
知人「車イスの女性で、徳見さんをお願いします」
「ちょっと待ってください」 (しばらく待たされる)「電話は取りつげません」
「どうしてですか」
「そう言われています」
「理由は?」(しばし無言)「誰に言えば、取りついでくれるのですか」
「課長に言ってください」。
そこで知人は、最後に「徳見さんにがんばってください、と伝言をお願いします」といったら、にが笑いをしていたようだ、とのこと(どういうわけか、徳見への伝言はなかった)。読者のみなさんも、ぜひ電話をして、その結果を教えてください(番号は045-671-3274・3275)。
2月17日(木) 自主出勤第32日
午前中ホームへルパーさん。
1:00学校保健課に出勤。保健係は誰もいない。給食係に二人の職員がいるだけ。どうやら今日は「学校保健大会」の日らしい。
1:30女性職員が戻ってきたので、支援者の一人が質問する。「今日は学校保健大会ですか」「(固い顔で)ええ……」「場所は……?」「(やや、ためらって)いろいろ分かれているから……」。
20分ほどたつと、係長の長島さんが戻って来る。女性職員、係長のところへ行き、こちらを見ながら何やら報告。最後に「すみません」と謝まっている様子。長島さんは、やさしい目をして、うなづく。いい上司をもって、学校保健課は幸せだ。
結局、指導主事(阿部・金子さん)は、ずっと留守のまま。一度戻ってきた課長・係長もすぐまた出たっきりで戻らず。
――というわけで,今日は一日、のんびり自主勤務を楽しむ。
精神的・物質的にいろいろ支援をいただいている神奈川学校事務労働組合(神学労)のAさんが顔を出し、5:00近く「猫の里親」上坂さんが登場した以外は、何事もなく無事退庁。
2月18日(金) 自主出勤第33日
午前中、私用のため、11:55学校保健課に出勤。今日は管理職全員おそろい。いつものテーブルに就き、自主勤務にはいる。
すぐに12時となり、昼休みだが、そのまま勤務を続ける。管理職も何人か、ワープロを打ったり、書類をめくったりしながら仕事を続けている。しかし、それも、しばらくして終わり、どこへやら出て行く。
部屋は、2〜3人が持参の弁当を広げているほかは、ガランとしている。やがて一人、二人と戻ってくる。新間を読む人、机につっ伏して寝ている人(そういえば、昨日「学校保健大会」で、学校保健課は、そのための準備に大わらわだった。皆様お疲れのはず)、そして、1時が近づくにつれて、いつも通りの活気が戻ってくる……。
今日は自主出張があり、2時ころには学校保健課を出る子定である。それまで平穏無事に勤務。さて、片付けて出かけようか、と思っているところへ、係長の長島さん,テケテケやってきて、「会議で使いますから……」という。
もちろん、「ちょうど出かけるところでした……」などと言わずに、「係長に追い出されて、やむなく……」といったテイで、のそのそと通路に避難。長島さん、阿部さんたちがテーブルを占拠するのを確かめて退庁。
こうして、自主出勤第7週は終わる。
自主出勤目次
次号へ 目次