9月3日(金) 「みんなで創る」音楽会

 1週間ほど前に、やっと、次のような文章をつくって、何人かにメールやファクスで、送った。

みんなで創る音楽会へのお誘い
 今週金曜日(9月3日)、午後〜夕方、「みんなで創る音楽会」をおこないます。
  横浜市イギリス館で、14:30〜18:00ごろまで、ピアノ公開レッスン、歌やフルート・チター・ハーモニカ・ギターなどで、みんなで共に音楽会を創っていきましょう。会場は21:00まで(好き勝手に)使えます。
  当日は、会館を全部(調理室も含めて)借りています。差し入れ大歓迎です。調理室には、手作りのパンやケーキその他差し入れが(あれば!)並べられている(はず)です。おなかのすいた人は自由にどうぞ。
  内容は、ピアノ公開レッスン、各人が持ち寄った楽器の自主練習などをやったあとで、「音楽会形式」で、演奏会をおこなう予定です。
  ◎全員で、最初と最後にエーデルワイス
  ◎ピアノ・フルート・チターなどの演奏  (ソロおよび合奏)
  ◎森あかりさんの新曲「すもものゆめ」  発表(歌とチター・フルートなど)
  ◎その他、飛び入り演奏歓迎
  主催者(ピアノ教師)からは、音楽を聴きにくる(だけの)人はオコトワリだそうです(でも、イギリス館は17:00まで、一般見学は自由です!)。
  チターを練習中の方、歌いたい方、ギターその他の楽器を人前で奏でてみたい方、ご一緒にどうでしょうか。必要なら、ピアノやフルートがスケットしてくれます(楽譜持参)。チターも何人かで合奏すれば、何とかなると思います。とにかく、みんなで創りましょう。

 場所
  会場の「イギリス館」は、「港の見える丘公園」の中にあります。東急東横線・終点の「元町・中華街」駅(「港の見える丘公園」出口)から谷戸坂をエッチラオッチラ登って(ゆっくり歩いても)10分です。JRからは、菊名あるいは横浜駅で、東横線に乗り換えます。

  もし参加していただけるようでしたら、徳見までご連絡くださいませ。
  Tel・Fax 045-903-3363
  Eメール shooroo@mx10.ttcn.ne.jp
 なお、会場の仕度、後片付け、徳見の介助など、お手伝いいただける方を募集中です。            徳見康子
 参加者は全部で14人。チター横浜教室からも3人来てくれる。なにしろ、初めてのことで、一番緊張していたのは徳見自身だったかもしれない。
 昨日から泊まりできていたヨシコが、夜中の4時近くまで徳見と何やら話し込んで、寝不足と緊張感から(?)、行きの車中で車酔いをしてしまう。
 イギリス館に着くなり、青い顔をしているヨシコに、徳見「気持ち悪かったら、トイレで吐いておいで!」というと、それを聞きとがめたイギリス館の職員が「トイレで吐かれては困ります」という。文化財として保存している建物を汚されては困るということらしい。
 これには、みんなア然とする。徳見は怒りをグッとこらえるが、まずここでペースが乱れてしまう。
 会場では、すでに福岡さんと生徒たちがピアノと歌のリハーサル中だ。そのためチターの調弦を、廊下を隔てた調理室でおこなっていると、職員が来て、「ここで音を出しては困ります」と叱られる。またみんなア然とする。
 徳見、怒りをグッとこらえて「会場ではピアノをやっていて、調弦できないので……」と「いいわけ」すると、「調弦ぐらいならいいでしょう」と「お許し」がでる。ここで、またペースが乱れてしまう。
 それやこれやで時間がかかって、予定していた「練習」がまったくできないうちに、「音楽会」の時間になってしまった!
 福岡さんが、大体の流れを説明する。こうして、次のような音楽会がおこなわれた。
みんなで創る音楽会 プログラム
2004年9月3日(金)/横浜イギリス館

1 みんなでエーデルワイス……全員 (3:10)
2 チター二重奏……徳見康子・嶋田宏道 (3:20)
  アニーローリー/ラ・ノビア/ダニーボーイ
3 私のお気に入り……飛び入り歓迎 (3:30)
 ◎ピアノ連弾 (3:30)
  @ 河西和子・福岡美枝
    黒い瞳/シェルトリンド
  A 池田俊和・福岡美枝
    レッドリバーバレー/よろこびのうた/竹田の子守唄
 ◎チターとフルートの合奏 (3:40)
    須田佳子(フルート)・徳見康子(チター)・嶋田宏道(チター)
     マズルカ/ポルカ
 ◎チター合奏 (4:00)
    @佐々木宣子・徳見康子
      チター曲集より Erstes Tanzchen(first dance)
    A鈴木和子・徳見康子
      チター曲集より Almglockerl
4 ピアノ独奏 (4:15)
  ◎河西和子
    「人形の夢とめざめ」より
  ◎池田俊和
    遠くへ行きたい
                   (休憩)
5 新曲発表「すもものゆめ」(4:40)
  作詞・作曲・歌 森あかり/チター 徳見康子・嶋田宏道/フルート 須田佳子
6 チター独奏……徳見康子(4:55)
  すもものうた/浜辺の歌
7 フルート独奏……須田佳子(ピアノ伴奏 福岡美枝)(5:05)
   「フィガロの結婚」より
8 みんなでアンコール・エーデルワイス……全員(5:15)
  歌……森・池田・中山・赤坂
フルート……須田
  チター……徳見・嶋田
  ピアノ……河西・福岡

 「チター二重奏」は、「フルートとチター二重奏」の予定で、何度かヨシコが徳見家に泊まり込んで練習したのだったが、青い顔をしているヨシコの体調を気づかって、急きょフルートなしにしたため、若干の混乱が生じてしまった。
 また「チターとフルートの合奏 」では、予定していた曲をカットして、ヨシコが一度も演奏したことがない「ポルカ」を弾いてしまう(さすがに十数年のキャリアのあるヨシコだから、初めての曲も、楽譜どおりにひく。しかし、徳見のほうが楽譜どおりに弾けずに、はじめは若干混乱する!)。
 「チター独奏」では、予定していた「ゴンドラリード」を忘れて、目の前の楽譜にあった「浜辺の歌」を弾いてしまう。ハ長調で弾いていて、フト気づくと、楽譜は「ヘ長調」だった(あとで、チターの先生にその話をすると、「とても器用ねぇ」とほめてくれる!?)。
 ──というような次第だから、「後は推して知るべし」である……が、堅苦しい「音楽会」ではなく、会場全体が一体となって、演奏に参加する雰囲気が楽しくて、「絶対に演奏しない!」と言っていたチター教室のメンバーも、徳見と一緒に合奏してしまった!

フルートとチター佐々木・徳見鈴木・徳見チター教室の仲間


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